レディ・バード★★★★
若気の至りはとりとめもないようでもあるけど、実は真実を生きていたりする。
母と娘の、"強くお互いを求めればこそ"の辛さや、危うさ、でも、そこにあるもの、そんな言葉に表しづらい層が描き出されている。
人間的になんだか魅力的な主人公についつい釣られて羅列的物語を見てしまっているようでいて、終わりにはえもいわれぬ満足感があった。
DVDのメイキング映像や、本編を解説音声でみるのもおすすめ。
なぜこの映画が、薄っぺらくなく見れるのかがわかった気がする。
主演のシアーシャがインタビュー映像ではすっごく美しくて、眉毛ボサボサのすっぴんで映画の中で立っていた姿に、それでこそ感じた人間的魅力があったのだと分かり、その演出にブラボーと思った。
監督のグレダ・ガーヴィグがとても素敵な人なんだなと伝わる。
出来ればメイキングまで見て欲しい♪
フランシス・ハ、みたいな映画だなぁー。あの映画は私楽しめなかったけど。と思ったら、実は調べたらフランシス・ハの主演女優が、この映画の監督でした!